歯科医師インタビュー DR interview
東京・神奈川に計6院展開している、「医療法人社団 白浩会エス歯科グループ」に勤める北崎 浩一先生のインタビュー記事です。一日の業務の流れや、教育体制についてもご紹介します。
東京・神奈川に計6院展開している、「医療法人社団 白浩会エス歯科グループ」に勤める北崎 浩一先生のインタビュー記事です。一日の業務の流れや、教育体制についてもご紹介します。
国立新潟大学 歯学部 卒業
新潟大学医歯学総合病院 研修終了
首都圏医療法人にて医局長、分院長
2015年 医療法人社団白浩会 エス歯科グループ入職
2015年 新横浜エス歯科クリニック 院長就任
2020年 東戸塚エス歯科クリニック 院長就任
当法人は、患者様の前に立つ前段階からの準備が非常に重要であるという認識をしっかり持つところから始まります。当然の話ですが、歯科医師である前に一人の人間です。患者様からどう見られるか、つまり、身なりや清潔感、話し方や患者様とのコミュニケーションの取り方に気を配る必要があります。
そして、その後の研修では、CTやマイクロスコープ、3Dスキャンなどの最先端の“設備力”、それを駆使し、口腔内を紐解く“診断力”、さらに、そこからの治療計画を体現していく“技術力”、この3点がバランス良く備わるドクターになるように、法人独自のカリキュラムや、マンツーマン指導で実践していきます。 私は、当法人のコンセプトに沿った治療計画をしっかり患者様に提案し、理解していただき、患者様が自ら最適な治療を選択するという一連の流れがあって初めて、本当の満足度の高い診療が行えると考えています。その一連の流れ、治療計画の立案や伝え方まで、しっかり先輩ドクターにフォローしてもらえる環境は、歯科医師として働いていく上で一番の糧になると思っています。
私の場合、最初は基本的な治療のアシスト、痛くない浸潤麻酔の習得からでした。 その後、少しずつ治療を担当しながら、1口腔1単位の治療計画の立案などを豊富に経験できたことは、ドクターとして大きな成長になりました。そして、1年目の冬に、初めて、担当する患者様のインプラントオペに入りました。実際に、理事長に一緒にオペに入っていただき、マンツーマンで指導を受けながらオペを行いました。
その経験を活かし、そのあとはコンスタントにインプラント治療を担当し、技術を定着させ、知識を深めていきました。それからは、分院長としてクリニックのマネジメントをすることになり、現状よりもさらに満足度の高いクリニックにするためのノウハウを学びました。現在は、海外の研修やセミナーにも複数参加させていただき、常に自分自身をアップデートしながら研鑽できる場に身を置けているなと実感しています。
ものすごく基本的な話ですが、歯科医師は心構えや患者様に向き合う姿勢が非常に重要です。それを改めてエス歯科で自覚し、歯科医師としての成長を左右する非常に重要な要素であると実感しました。また、“患者教育”から口腔内を大きく捉える治療計画を立案し、様々な治療オプションを検討し長期的に良好な予後を築くためにはどうしたらいいかを学びました。
あとは、勤務医でありながら、開院の準備やクリニック運営、スタッフマネジメントのノウハウを学べることも、将来のための非常に貴重な経験になりましたね。 また、紹介患者様を多くいただくことは、エス歯科ならではですかね。特に、スタッフの家族やお知り合いを紹介いただき、治療する機会が多いことです。それは、スタッフから信頼されている証ですし、「大切な人に受けてもらいたい治療」という法人のコンセプトを日頃から実践できているからこそだと思いますので、大変嬉しく思いますね。
自分がその日に担当する患者様のカルテ確認と、他ドクターからの治療のすり合わせや確認を行います。その後、全員で朝礼も行い、情報共有をします。
基本的には自分の予約枠の患者様を診療。それ以外にも、新患の方やメンテナンスの患者様、他ドクターの治療のチェックも行います。比較的しっかりお口の中を治療したい方は、午前中でのご予約が多いように思います。また、長時間のインプラントオペも午前中から予定が入っていることが多いですね。
時間に余裕があるときには、他ドクターと一緒に外出してゆっくり昼食をとることもあります。しっかりリフレッシュして、午後の診療に備えます。
夕方以降は仕事帰りの患者様で混み合うことも。矯正相談やインプラント相談、セカンドオピニオンなど、治療以外のご相談も多いです。
スタッフ全員でその日の振り返りを行います。患者様から頂いた嬉しい言葉や、明日以降の治療の改善点など様々なことを全員で共有します。
その日の患者様のカルテを整理。他ドクターのその日の新患の治療計画案をチェックしたり、インプラントの診断、オペ計画などの確認も行います。また、明日以降の患者様で相談があれば一緒にカルテを確認します。
新人には教育担当の先輩がつき、マンツーマンで指導。教わる側はもちろん、教える側の成長にもつながる。治療の指針となるマニュアルも用意。ドクター同士で相互実習なども行い、切磋琢磨しながら日々スキルアップを目指しています。
院内では月1回の症例検討会や週例勉強会を開催。さらに各学会や企業主催[30 Under 30]など国内外の講習会にも参加可能。
費用は全額支援する。
法人全体の研修では、外部講師を招いた接遇
マナーの講習も実施。
開業を目指す人には、経営やマネジメントの
ノウハウも惜しみなく伝授する。
私は、歯科医師として自分で未来を切り開き、自分の可能性を広げていくためには、重要なことが2つあると考えています。 それは、「良きメンターに出会うこと」と「自分が成長し続けられる環境にこだわること」です。 自分の「こんな歯科医師になりたい」という理想を具現化したロールモデル的なメンターに出会うことで、自分の進むべき道をしっかり認識できますし、そのためのステップをどう踏めばいいのかを明確にすることができます。当法人には様々なドクターがいるので、新卒の方にとって大きなプラスになると思います。 そして、毎日診療を行う環境もまた大切です。 常に様々な専門分野を持つドクターから最新の情報を得ることができ、それぞれの目標に向かって仲間と一緒に頑張れる環境こそ、自分の能力や才能を最大限に成長させるために不可欠です。そういった環境面での利点が当法人には十分備わっていると確信しています。 是非、歯科医師という職業を1つの手段として、豊かな人生を送るためのエッセンスを共有できたらいいなと考えています。